お茶が有名な掛川市ですが、「葛」を使った産業も昔から有名なのをご存知でしょうか。

葛（くず）は丈夫な蔓を伸ばすマメ科の植物。葛の繊維をもとに作られた「葛布（かっぷ）」は、古来より掛川の名産品で、江戸時代には参勤交代の御土産品にも採用されていたとか。そして、葛を用いた「葛湯」の生産も古くから盛んです。ここ和菓子屋「丁葛製造本舗　桂花園」さんも創業120年の老舗で、葛湯の超有名店です。お店は掛川駅北口から東に約500mの住宅街の中にあります。流石、明治時代から続く名店。歴史と伝統を感じさせる佇まいです。店内には看板商品の葛湯「丁葛」がズラリ。味の種類も豊富です。定番のくず湯、葛汁粉（お汁粉風）、くず茶（お茶風味）、ゆず、ショウガはもちろん、ウコンや「すっぽん」などの変わり種もあります。全部で13種もバリエーションがあるのは驚きです。贈答用には、化粧箱に入れてもらえます。様々な大きさがあり、種々のシチュエーションに対応できますね。今回は、写真の5種類を購入してきました。中の粉をお湯に溶かして、くず湯を作ります。約150㏄のお湯で粉を溶かしていきます。完成したのがこちらです。このとろみ！口に含めば優しい甘さが広がり、飲んだ後も温かさが体の中で続きます。冷える夜や、体調がすぐれない時など、温かい飲み物が欲しい時にはうってつけです♪

昼はだいぶ温かく春を感じるようになりましたが、夜はまだまだ寒い季節です。夜は「桂花園」さんのくず湯であったかくして過ごしましょう♡

丁葛製造本舗　桂花園はこちら↓

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