【磐田市】笠梅にあるパクチー専門栽培農家「パクチーファーム亀岡」で1年中栽培されています。
2023年4月中旬、今回は、磐田市笠梅にある「パクチーファーム亀岡」さんを訪問させて頂きました。袋井市、磐田市、掛川市内でも農業を営んでいるところは多いのですが、こちらはパクチー専門の珍しい農家さんです。収穫されたパクチーは、東京の飲食店にも出荷されているそうで、その人気ぶりがわかります。どんなおいしさ&人気の秘密が隠されているのか、オーナーの亀岡さんのご案内のもと、取材させて頂きました。驚いたことに、こちらではパクチーを年間を通してお客様へ提供されているそうです。栽培の難しいパクチーを年中栽培するのは至難の技です。そのため、様々な工夫をされていました。亀岡さんによると、ますパクチーは発芽をさせることが1番難しいそうです。乾いたら発芽しないので、スミサンスイという農業資材を使用して、乾燥させない工夫をしています。季節や温度によって、水のまき方も変えているそうです。特に、夏は土が乾燥しやすいため、さらに遮光して栽培を行います。夜中に水を入れることもあり、非常に手間が掛かっています。また、こちらでは蒸気を使った土壌消毒を導入しています。機械から蒸気を出して、室内を2時間蒸すことにより、土を殺菌しています。生産する作物をパクチーに絞って生産するには、欠かせない作業です。暑い中行うと、更に暑くて体にしんどいとのことです。手間と労力が掛かっています。これだけ苦労しても、自然を相手にしているため、収穫スパンと収穫量は一定ではありません。種を撒いてから収穫まで、冬だと最長で3カ月掛かる時もある一方、温暖な季節は35日で収穫できるそう。しかし夏場は、パクチーが暑さに弱く、最盛期の2割ほどの収穫量ということもあるそうです。安定して供給する難しさが、ひしひしと伝わりますね。東京出身の亀岡さんがパクチーと出会ったのは、サラリーマン時代。東南アジアを中心に旅行をされていた時、タイに恋をされ、パクチー栽培に興味を持たれたと伺いました。それ以来、パクチー一筋!試行錯誤をしながら奮闘され、妥協のないパクチー育成を目指し、現在のパクチーファームを作り上げています。その情熱が、おいしさと人気の一番の秘密なのかもしれませんね。亀岡さんによると、パクチーは生で食べられるのが一番おいしいから、サラダにして食べたり生で召し上がるのがおすすめとのことでした。亀岡さんの作るパクチーは、外国産に比べて香りがフレッシュで、葉は柔らかく、えぐみが少ないのが特徴です。「パクチー苦手かも」「パクチー食べたことがない」という方も一度チャレンジしてみてくださいね!様々な工夫と、情熱をもって、栽培の難しいパクチーを年中提供されている「パクチーファーム亀岡」さん。本日も亀岡さんは、パクチー栽培に奮闘されています。
今回、大変貴重なことに、パクチーを作られているハウスをすべて余すことなく見学させて頂きました。亀岡さん、ご多忙の中、取材ご協力、誠にありがとうございました。
おいしいパクチーが気になる方はこちら【公式HPパクチーファーム亀岡】よりお問い合わせしてみて下さい。
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